指方 祐二

指方 祐二
どんな状況下でも生徒の期待に応え 生徒の生きる力を育てる

指方 祐二専務執行役・大学受験本部長

これまでの経歴と入社のきっかけを教えてください。

大学卒業後は大手金融機関で営業結果を残し、順調に昇進を果たしていましたが、35歳の時、学習塾を起業するつもりで早期退職制度を利用し退職しました。講師としてアルバイト先に選んだ大手個別指導塾のFC1号オーナーから事業を手伝ってほしいとの依頼を受けて、教育事業への熱が高かったため就業、教室数を15教室から40教室へ増やし、またFC事業、フィットネス事業などへ事業領域も拡大し、取締役本部長にまで昇格しました。11年間の勤務中に年商も3倍近くまで伸長させ、オーナーのご子息への事業継承のタイミングで退社、その後、別の大手教育グループからのオファーを受け、現場の本部長業務から直営の個別指導塾や総合教育施設のFC展開、経営戦略業務まで4年ほど経験しました。
学究社は、単に志望校へ合格させることではなく、自己表現・自己実現の最高のステージである受験を通じて、生徒たちの「生きる力」を育むことを指導理念に掲げていますが、私自身、大学時代の2年間、月曜から金曜まで毎日2人、各2時間の家庭教師を続けた中で、本人やご家族の心情に寄り添い、生徒たちが成長して変わっていく喜びをともに分かち合った経験から、学びを通じて人間的な成長を支援するという自らのポリシーとこんなに合致しているところはないという想いの共感のもと、2019年4月の入社に至りました。
また、入社前の面談で、看護医療系受験の「ena新セミを任せたい」とのお話をいただき、私自身の妻が現役の看護師であり、看護師の業務内容や大変さなどを知っているうえで、信頼される医療者になるための具体的な策や事業展開についてのイメージを持てたこと、加えて河端学院長の事業に対する先見性や判断、決定までのスピード感などに呼応して、私のこれまでの教育事業での経験、培ったノウハウを最大限に活かせるのではないかと思えたことも大きなポイントとなりました。

学究社の今後についてどのように考えていらっしゃいますか。

学究社は、一部上場企業でありながら、ここまでのスピード感とチャレンジ精神を持ち、時流の先導に立ち、真に生徒のためになるサービスを形にしています。こうした教育事業会社は他に類を見ないと憶えており、教育業界の先駆者としての社会的価値は非常に大きいと感じています。これまでの様々な経験を活用して、学究社のさらなる事業発展に貢献していきたいと思っております。
部下には「自立」を求めたマネジメントを意識しています。校舎での課題や問題解決に対しても、方針や考え方、目的やルールを伝え、校長自身が具体的な修正や動きを考え、その動きに対してアドバイスをし、結果報告を待つという姿勢を貫くことで、上手くいったことはすべて校長本人の成功体験となり、智慧を生み、自信を得る結果となります。

ena新セミについて教えてください。

E43A4877ena新セミは、受験対策のみならず合格後の人材育成までを目的とした「信頼される医療者を育てること」を目指したカリキュラムを構築、全校舎で看護医療系受験、国家試験受験のためのライブ授業、スター講師による映像授業、医療者としての適性を強化する指導科などを展開しています。2019年9月には、全国初となる映像解説付きの看護医療全国模試をスタートし、「看護医療系に特化した予備校」としての存在価値を大きく向上させることができました。今後は、学究社独自のノウハウを活かし、これまでのライブ授業、映像授業に加え、双方向オンライン授業、オンライン指導もさらに充実させ、より多くの生徒や地域との関わりを強ながら、「信頼される医療者」をena新セミから数多く巣立たせていくことを目標としていきます。